345億円の補正予算が決定

今日本会議が開会され、345億円の補正予算を承認しました。

今回の補正予算は、もちろん新型コロナウイルスの影響による内容です。
大きく2つに分けられます。

1,国の予算を実施する内容 269.2億円
2,港区の取り組み 75.9億円

1,国の予算を実施する内容
こちらの中は、下記のような内容です。

・10万円給付される特別定額給付金
10万円×263,000人=263.1億円(国の財源)

・世帯所得に制限がある子育て世帯への臨時給付金
1万円×18,500=1.9億円(国の財源)

子育て家庭へ1万円給付と言われていますが
児童手当を受け取っている世帯のうち、
特例給付として児童1人あたり月額5,000円を受け取っている家庭は対象外となります。
児童手当として毎月1万5千円、1万円と受けているご家庭は
今回のコロナ対策の子育て世帯への臨時特別給付金1万を受けることができます。

今回対象となる一定の所得以下の人数は前述の18,500人
対象から外れる一定の所得を超えている人数は約15,000人
つまり、今回の子育て給付金をもらえるのは港区の中では
子育てをしている世帯のうち55%が国からの給付金を受けることができます。

港区は高所得層も多く、多額の住民税を納税していただいていることで
成り立っています。
なので、国は所得制限を設けていますが、私は港区独自で国の基準から
外れている世帯にも給付すべきだと思います。

・住宅確保給付金
・職員人件費
・学校給食安定供給事業

2,港区の取り組み
こちらは区独自のものや東京都の支援策を活用したものなどです。

・テナントオーナー向け賃料支援
減額した賃料の半分、最大で月額15万円
4月~6月の3ヶ月間
15,000件程度を想定
予算額:約68億

・商店街、産業団体連合会、観光協会支援
各団体に100~1,000万円
64団体へ
予算額:1億円

子育て世帯への給付金は全体の55%にしか行き届かないのに対し
商店街などにはすべて行き届きます。
しかもこれらはもらったお金の使徒は問わないんです。
つまりもらったこのお金は何に使ってもOKということ。

・町会、自治会など支援
町会、自治会234団体
関係団体100団体
予算総額:3,000万円

100もの関係団体となっていますが、
具体的にどこの団体にお金をあげるかは決まっていません。
今日の答弁でもまだ決まっていないという回答でした。
どこでもなんでもOKとするのではなく、
きちんと基準を示すべきだと主張しています。
こちらも、もらったお金は何に使ってもOKとなっています。
使徒を明確にすることなどは必要ではないかと主張をしています。

・高齢者買い物支援
70歳以上の高齢者世帯のみ利用可能
事業者に委託
1回の買い物を依頼すると区から事業者に3,500円支払う仕組み
週2回、2ヶ月間利用可能
予算額:2.8億円

なぜ70歳以上世帯のみ利用できるようにしているのか。
両親がコロナに罹患してしまった家庭や、
赤ちゃんが生まれたばかりで外出に不安がある、
複数人の子どもをワンオペで見ている家庭など
他にも買い物支援を必要としている人たちにも
対象を広げるべきだと主張しています。
が、区の説明は、高齢者以外の人たちに対しては
すでに区の支援が行き届いている、ということでした。

・みなとプレママ応援
妊婦さんへ2万円分の応援パッケージ
予算額:1億円
これは東京都の支援策なので東京都の予算

今回の補正予算はスピード感を重視し
今日審議をして、今日本会議で承認をしました。
ただ、補正予算の中身はまだ詳細まで決定していないことも多く
つっこみどころが満載。

今回入り切らなかった補正予算は
次回以降に第2段の補正予算が組まれるのか
もしくは今ある枠組みの中で支援していくのか

港区の財政調整基金は522億円あります。
この略して財調の利用目的は、
経済事情の変動による財源不足や災害復旧等に活用
と明記されています。

そうです。今でしょ!
つまり今、コロナウイルスで混乱している今使うべき基金を港区は522億円も積み立てています。
出し惜しみすることなく、有効活用していくべきです。

これからも必要な支援を行えるよう尽力してまいります。

こんな支援が必要などのご意見などあればいつでもご連絡ください!

皆様からの貴重なご意見お待ちしております!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です