みんさんが小学生だったとき、一クラス何人でしたか?
都道府県によって少し差はあると思いますがおそらく40人前後であるかなと思います。
最近では少子化が進み、子どもの数も減ってきたため一クラス当たりの人数は減少傾向にあります。
国も1クラス35人学級を進めており、港区でも35人学級となりました。
港区の小学校の在校生は小学生10779人に対して学級数が359となっています。
35人学級になったことや働き方改革により、教員の負担軽減も進んでいますが
それでも、一人の先生が35人の生徒を相手にすることはなかなか大変なことです。
私も子ども2人で一杯いっぱいですから・・・
宿題1つとっても、大変丁寧に汚い文字には赤ペンが入り
計算式を直し、点数以外にもコメントを書いたりと多くの時間が取られます。
授業外でも、次の授業の準備をしながら
けんかする子、けがをする子、クラスの輪に入れてない子のケアまで手が回りません。
積極的な子は良いですが、
恥ずかしがり屋な子などは本当は先生に言いたいことがあっても忙しい先生に上手く話しかけられず
悲しい思いをすることもあります。
また、始めはささいなことがきっかけでも
そのアラートやきっかけに担任が気付けないとエスカレートし
結果いじめに発展していくことはこれまでいくつも事例を見てきました。
そこで私は小学校での副担任制度を提案します!
港区の現状
文部科学省の「教師不足」に関する実態調査によれば
現状全国的に見て教員の数は年々減少しており、非常に大きな社会問題になっています。
文部科学省の「教師不足」に関する実態調査
https://www.mext.go.jp/content/20220128-mxt_kyoikujinzai01-000020293-1.pdf
東京都でも教員の負担軽減を課題としており、
教員方たちの補助をするスクール・サポート・スタッフやエデュケーション・アシスタントを配備する自治体に対し
補助金を出しています。
スクール・サポート・スタッフとは
教員に代わって資料の印刷や教材の準備、掲示物の作成などを行います。
子供たちへの直接の対応は行わず、教員の事務作業を補助することが仕事の中心です。
つまり事務の先生です。
エデュケーション・アシスタントとは
授業中の学級担任の補助や、登下校の見守りなどを行います。
子どもたちとも関わる先生です。
下記は私が調べた港区の現状です。
〇エデュケーションアシスタント(小学校のみ配置) (配置人数)各小学校1人(港南小学校のみ2名)計20人 (応募資格)教員免許は応募要件ではありません。 ・子どもとの関わりに適正がある者 ・一定の事務能力がある者(Word、Excelでの文書作成等) ・心身ともに健康な者 ・地方公務員法第16条(欠格条項)に該当しない者 〇スクールサポートスタッフ(小中学校) (配置人数)58人(各人の働ける範囲や希望に沿って勤務しているため、時間・日数も個人によります) (応募資格)・教員免許は応募資格ではありません。 ・心身にともに健康な者 ・地方公務員法第16条(欠格条項)に該当しない者 〇副校長補佐(港区では学校経営支援員) (配置人数)14人(希望した学校の中で、都の選定を受けた小中学校) (応募資格)・以下のいずれかの職を経験している者 学校管理職・職員 区市町村監督職・管理職 民間企業管理職 行政事務職員 ただし、パソコン操作(文書作成、図表作成等)や その他副校長を補佐するために有能な技能を称する資格保持者、 またはそれと同等と認められる具体的な職歴を有する者 ・心身にともに健康な者 ・地方公務員法第16条(欠格条項)に該当しない者
エデュケーション・アシスタントは各学校に一人
またスクール・サポート・スタッフも小中学校合わせて58人しか設置されておらず、
29校の小中学校がある港区では一校当たり二人未満しか配置できません。
このように彼らの数が非常に少なく、雀の涙くらいの改善しかなってないのです。
この3つの中で、子どもたちと関わるには唯一エデュケーション・アシスタントですが
学校に1人しかおらずこれでは私が考えるものとはかけ離れています。
だからこそ各学級に副担任をつけるべきなんです!
少なくとも低学年の学級には必須だと思います。
教員たちの負担を軽減するとともに、生徒たち一人一人にしっかりとした教育ができるよう
私は副担任制度の充実化を進めてまいります!
区からの返答
実際にこの副担任を採用する案を港区議会に提案してきました!
その返答は、、、
現在、小学校では、1年生各学級1名ずつ配置をしている区費講師や、今年度より各小学校の低学年に1名配置をした
エデュケーションアシスタントが副担任の役割を担っております。低学年の学級担任の事務補助や児童への学習支援など
を行うことで、学級担任の児童と関わる時間を創出しております。
今後、教育委員会は、副担任制度の効果を踏まえ、これまで以上に低学年児童へのきめ細かな支援につながるよう、地域人材を採用できるエデュケーションアシスタントの配置の拡充に努めてまいります。
とのことでした!少しずつではありますが教員と生徒両方が楽しめるような学校づくりを進めてきます!
学校に関するご意見・ご要望などありましたらいつでもご連絡ください!