23区で唯一の米軍ヘリポート基地の撤去を要請
港区には、東京都23区で唯一の米軍基地があります。赤坂プレスセンター。
場所は東京都港区六本木。南青山、西麻布、六本木が見渡せる繫華街です。
今回、港区は東京都と防衛省にヘリポート基地の撤去を要請しました。
ヘリポートの経路
赤坂プレスセンターに併設されているヘリポートは
港区赤坂1丁目の駐日アメリカ大使館まで直線距離1,7キロメートルに位置していることから、
横田基地や厚木基地の間で1日数便のヘリコプターが運用されています。
ドナルド・トランプ大統領が来日した際も移動拠点として使用されました。
拡大されたヘリポート
1985年までのヘリポートは現在よりも狭かったです。
1990年にヘリポートの地下で環状3号線六本木トンネルの工事が行われ、
工事中はヘリポートが使用不可になることから東京都が工事期間中の代替用地として
青山公園の一部を提供して暫定的に移設しました。
道路工事終了後に提供地を返還して原状回復する協定を結びました。
しかし、在日米軍は移設地のヘリポートが周囲に高層建築物が少なく安全運航に適しているなどと主張して、
青山公園の代替地の返却に応じなかったです。
アメリカで起きた事故
1月29日アメリカ ワシントン近郊で旅客機と陸軍ヘリが空中衝突した事故がありました。
その事故が発生した一つの原因としてヘリコプターの高度が高すぎたことがあげられています。
トランプ大統領は1月31日、記者団に
『制限の200フィート(約60メートル)の2倍を超えて飛行していた。』と述べていました。
国防総省にも近く、要人の移動などのために1日複数回ヘリコプターが飛ぶこともある場所です。
羽田新飛行ルートと港区の関係
赤坂プレスセンターで使用しているヘリコプターはこの事故と同じヘリコプターです。
それが港区の上空を通過しています。
また、羽田の新飛行ルートにより、ヘリコプターが飛行機の下を飛行します。
この状況はワシントンで起きた事故と似ている点がいくつかあります。
そのため港区民とりわけ近隣住民は事故発生の不安を抱えています。
さらに、近隣住民はヘリポート基地の使用による騒音に悩まされています。
港区議会は港区と共に区民の安全安心の生活を守るため、
ヘリポート基地の撤去に関する要請を継続してきました。
私はみなとみらい会議の幹事長として、
区長、議長、他の党の代表とともに
防衛省、東京都に米軍基地の撤去を要請しました。
港区民が安心して生活が送れるように活動していきます。