いつも応援いただいているNECの労働組合の方々が
私の代表質問の傍聴に駆けつけてくださいました!
ありがとうございます😊
また、労働組合の皆様のためのイントラネット上で
私のインタビュー記事を掲載してくださいました。
少しでも政治家を身近な存在と感じていただけたら嬉しいです😍
素敵にまとめていただきありがとうございます☺️
【インタビュー原稿】
○まずは自己紹介をお願いします。
(榎本議員)
港区議会議員の榎本あゆみです。国民民主党の東京都総支部連合会で政調会長を務めています。2015年に初当選し現在3期目、会派はみなと未来会議に所属しています。芝浦に住んでいます。(子どもは2人)
○なぜ政治家になろうと思ったのですか。
(榎本議員)
大学生のとき、時代はサイバーエージェントの藤田晋さんや当時ライブドアの堀江貴文さんが活躍していたITバブルの真っ只中に、ドリームゲートという経済産業省の後援を受けた起業支援プラットフォームに参加しました。
将来起業したい学生が全国から集まり、一人の起業家に一人が鞄持ちをするというプロジェクトです。その時から起業をして将来は日本に貢献したい、日本の経済発展に寄与したいという想いがあり、卒業後はドリームゲートの運営会社に入社しました。
起業家と朝4時まで働き翌朝7時に出社するような生活が続きましたが、その後に起業を決意し、上海で4年ほどビジネス経験を積みました。その頃、日本のマーケットが衰退するのではと世の中が騒ぎはじめていましたが、案の定、上海赴任時に日本のGDPが3位に後退し、日本の国際競争力の低下を肌身で感じました。
ちょうど日本に帰国するタイミングで、住まいがある港区で区議会議員選挙があることを知りました。私がルールメーカーになって根本を変えていかないと、この国は変わらないと思い、政治家への立候補を決意しました。いわゆる地盤も看板もない中で、私が今やるしかないという使命感に駆られて当選したのが2015年のことです。現在3期目となり、議員活動10年目に入ったところです。
プライベートでは結婚し、任期中に子どもを2人産みましたが、出産しながら働くこと、子どもを育てながら政治家という職業をやることの難しさを自分で体験しながら、私のキャッチフレーズでもある「子育てしやすい社会」を作ることが必須であると感じており、私の政策は子育て支援を最重点に掲げています。
○議員生活に限らず、これまでの人生で苦労されたことや辛かったことは何ですか?
また、それをどのように乗り越えてきたかを教えてください。
(榎本議員)
議員活動と並行して、大学院に通い、今年3月に卒業しました。通学中に、流産、子宮外妊娠、不妊治療を経てようやく二人目を妊娠したと思ったら悪阻がひどく、ベッドから出ることもできず、お風呂に1週間入れないこともざらにありました。出産したと思ったら、4ヵ月後に自身の選挙があり、大学院はとても2年間で修了することができず3年かかってしまいました。この2年ぐらいは、心身共にダメージが大きかったですね。
○榎本議員が現在重視して取り組んでいる政策は何ですか?港区が抱えている課題と併せて教えてください。また、これまでの取組みで実現につながった成果をご紹介いただけますでしょうか。
(榎本議員)
ほんの一部ですが、私の政策をいくつかご紹介させていただきます。
詳細は公式ホームページ(https://enoayu.com/seisaku/)をご覧ください。
まずは、所得制限を撤廃した子育て支援です。2022年に政府が児童手当の特例給付に所得制限を設けた結果、港区では約45%の世帯が児童手当を受けられなくなりました。地域の課題とも関わってきますが、日本全体でみると、港区民の所得は突出しており、所得制限により支援を受けられない家庭の割合が高いです。
世帯年収は親の年収ですけれど、児童手当や子供への支援というのは、本来子供に直接的に届けられるべきものであって、親の世帯年収と切り離す必要があると考えます。親の所得に関わらず、すべての子育て世帯に対して、支援を等しくすべきであると、ずっと訴え続けています。
次に、港区版児童手当の創設です。2019年、港区の18歳以下の子供たちに、港区で利用できる一人あたり5万円の「スマイル商品券(電子商品券)」が配布されました。議員初期の頃から訴えていた政策ですが、ただ、これは臨時的なものであることから、現在は恒常的かつ現金給付となる月額15,000円の手当の創設を訴えています。
子育て支援と併せて取り組みたい政策は教育です。港区では今年の6月から公立の中学生の修学旅行先がシンガポールになります。他の自治体からすれば費用的にまずあり得ない施策になりますが、公費で費用を補助し、今後も継続していくことを計画しています。
一方で、港区の中学生の半数以上が私立中学校に通学しており、彼ら彼女らの家庭も同様に税金を納めているにも関わらずシンガポールに行くことができません。公立・私立に関係なくそういう機会を与えてあげたいですし、港区に住むすべての子供たちに海外留学が経験できるよう支援したいと考えています。行政も動き始めており、子供達へのアンケート調査を実施しているところです。生徒の声をもとに、何らかの支援をするという確約は得ているので、これから大きな動きになっていくことを期待しています。
○デジタル化、DXについて取り組んでいる政策をご紹介ください。。
(榎本議員)
港区では、今年4月からすべての窓口業務を100%デジタル化、DX化すると宣言しました。しかしながら実態は、例えば保育園への入園の申込みはオンライン申請ができるようになりましたが、結局最後は書類を窓口に持参しなくてはなりません。受理した役所側もデータ入力に膨大な手間がかかっていることから、保育園に入園したい保護者と役所の双方にとって有益な、申込みのオンライン化を推進していきたいと考えています。
また、小学校の学童預入れにいたっては、学童クラブと学童保育でオンライン化されているものとオンライン化されていないものが混在していたり、業務委託先ごとに仕様やシステムが様々に混在しています。区民からみれば、全てが区としてのサービスと捉えるわけですから、統一した環境が整備されていないことに対する不満を解消したいと考えています。
○最後に、今後、港区をどのようにしていきたいですか。また、議員活動を通じて日本社会にどう貢献していきたいですか。
(榎本議員)
次の世代を育てていきたいですね。議員として10年目ですけど、若い人達が少しでも声を上げることで、社会を動かせる原動力になるんだよ、ということを知ってほしいという想いで学生のインターンを受け入れています。学生たちと色々な社会課題を見つけて、港区政にどうすれば反映できるかを一緒に考えたりして、議会への質問を作っています。
女性でも子供がいても社会に出ていけることや、地盤や看板がなくても政治家になることができることなど、その道を切り開き先頭を走っていくことが私の一番の社会貢献だと自負しています。そのためには、自分の子どもたちをきちんと育てることはもちろんですが、社会に出ているこの若い世代の人達に対して、夢を与えたり、何かアクションを起こせば社会って良くなるんだということを実感してもらいたいと思っています。
私が今までやってきたことや私がやりたいと思う政策に共感してくれる有権者がいるから、今の私があるといっても過言ではありません。これからも「この人にこれからの社会を作ってほしい」と思ってもらえる人でありたいと思っています。そういう社会の仕組みを作っていくことが最大の貢献と思い、私はこれからも議員活動を続けていきます。
○本日はありがとうございました。
©️ NEC労働組合