共働き家庭の視点から学校の長期休暇の是非

 

冬休みを長くしたが子どもと保護者への影響を考えているのか

 

 

「教員の働き方改革」のためとしてに、港区の冬休みが2025年度から2日間長くなりました。
しかし、そのしわ寄せはどこへ行くのでしょうか。
親の有給日数では到底カバーできない「平日の学校休み」。
家族の時間を増やすどころか、家庭に新たな負担と格差を強いる「冬休み延長」の矛盾を考えます。

 

【概要】

2025年度からの冬休み延長により、仕事納め前の3日間が休校となります。
年間44日にも及ぶ平日休校は、親の有給(20日)では対応不可能であり、物理的に限界です。

結果として、共働きの家庭の低学年は学童、中学生は一人きりでの留守番を強いられ、家庭環境による格差を広げています。
教育現場の負債を家庭の負担に転嫁するのではなく、現代の社会環境に即した学校運営を求めます。

 

共働き家庭の視点から子どもと保護者へ冬休みを2日間長くすることの是非

港区では2025年度(令和7年度)より、教員の働き方改革を主目的として、冬休みを2日間前倒しで延長しました。
しかし、この決定には保護者や家庭への影響考慮が著しく欠けています。

具体的には、学校は12月24日から休みに入りますが、一般的な仕事納めは26日であり、
その間の3日間は「親は仕事、子は休み」という状況が生じます。
また、年間を通じた長期休暇(平日分)に代休を加えると、校種によっては年間44日も平日が休校となる計算です。
労働基準法上の有給休暇は最大20日間であり、共働き世帯がすべてを有給でカバーすることは物理的に不可能です。

結果として、低学年は学童保育に頼らざるを得ず、中学生以上は一人で時間を潰すことになります。
これは親の就労状況によって子どもの過ごし方に格差を生じさせており、
教員の環境整備を優先するあまり家庭に負担を強いている現状は、
子どもの健全な育成の観点から望ましくありません。

学校の休みの設計にあたっては、教員の都合だけでなく、
現代の社会環境や子どもの視点を第一に考慮すべきと考え、区の見解を伺いました。

 

 

回答 (教育長)

児童・生徒の体験的な学びの機会を確保させるとともに、教員の三学期の準備期間を確実に設けることなどを理由に、

教育委員会では今年度から港区立学校の管理運営に関する規則を改正して、
冬季休業日の始まりを二日間早める事を予定している。

今後も保護者・学校運営協議会等の意見や年間授業時数を踏まえ、適切な教育活動を展開していく。

 

今後について

 

共働き家庭が約7割となっている現状に合わせ
教員の働き方改革だけでなく
共働き家庭の家の子どもと保護者に与える影響を考えるべきです。

今後も共働き家庭の子どもと保護者にとってより良い学校環境を作って行きます!

 

 

〈参考文献〉

・学校における働き方改革について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/index.htm

・学校における働き方改革の取り組み状況について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2019/04/18/1415607_1.pdf

・児童生徒の体験活動の充実のための取組について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/mext_02347.html

・体験活動の教育的意義(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055/003.htm

・「新・放課後子ども総合プラン」について(通知)─こども家庭庁
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/2c9e1a6a-698b-4f73-a402-d3cc3fee4f07/417b46ad/20230930_policies_kokoseido_law_jimurenraku_84.pdf

・自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、
学校、家庭、地域の教育力の向上(第十次提言)─文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/06/27/1387211_07_1.pdf

・ワーケーションの活用
~働き方改革や地方創生等の視点から~(国土交通観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/kihonkeikaku/kokunaikoryu/kaitaku/workation/content/001461689.pdf

 

〈引用元〉

・2025年第4回港区定例会
https://gikai2.city.minato.tokyo.jp/voices/cgi/voiweb.exe?ACT=200&KENSAKU=1&SORT=0&KTYP=1,2,3,0&FBMODE1=SYNONYM&FBMODE2=SYNONYM&FBMODE3=SYNONYM&FBMODE4=SYNONYM&KGTP=1,2,3&NAMES=%89%7C%96%7B%82%A0%82%E4%82%DD&TITL_SUBT=%97%DF%98a7%94N%91%E64%89%F1%92%E8%97%E1%89%EF%81%7C11%8C%8E28%93%FA-15%8D%86&KGNO=9234&FINO=10686&HUID=738108&UNID=K_R071128001512

 

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