参院選を通して政治の在り方を考える

参議院選挙が終わりました。
個人的には、残念な結果や驚きの結果など様々ですが、これが民意であるということを受け止めています。
選挙最終日は最後まで応援演説をしました。


投票日は選挙速報が気になりすぎて夜更かししてしまい今朝は辛かった・・・。

参議院選挙の政党別議席
改選議席124(全体245)
自民党:57議席(合計113)
立憲民主党:17議席(合計32)
国民民主党:6議席(合計21)
公明党:14議席(合計28)
日本維新の会:10議席(合計16)
共産党:7議席(合計13)
社民党:1議席(合計2)
れいわ新選組:2議席(合計2)
NHKから国民を守る党:1議席(合計1)

これまで何度も選挙を経験していますが今回もこんなことを感じました。

選挙で感じる5つのこと

1、悪名は無名に勝る
(失言はまた別問題ですが)
2、組織の強さ
(政党の勢い、支持団体)
3、メディアの力
(マスメディアがあまり放映しなかったけど躍進したれいわ新選組など)
4、投票率の低さ
(24年ぶりに50%を下回り48.80%)
5、勝てば官軍
(どんな候補者でも勝てばよし・・・)

上記の5つは各選挙ごとにどのポイントを強く感じるかは違うけど選挙に携わる度に感じることです。
今回の参議院選挙では、
テレビメディアではなくネットメディアを上手く使い躍進した政党など
これまでとは少しづつ変化してきていると思いましたが、それでも、まだまだ124議席全体からすれば奇跡みたいな事例。

今回の参議院選挙などは、候補者のパーソナリティで投票するというよりも
どこの政党に投票するか(同じ政党で2人出していたところは男女でわけていましたね)
という判断軸が大きいのではないでしょうか。

私のような区議選挙などでも、政党で投票する割合も一定数ありますが
同じ政党からも複数人立候補していることもあり候補者のパーソナリティやイメージなどが
少なからず影響してきます。

つまり、衆議院選挙のような小選挙区や
今回の参院選のような中選挙区では
その政党の公認で立候補すれば候補者は誰でも受かるという事象が多々起こります。
それだけ、勢いのある政党・支持の固い政党の公認をもらうことが大きな関門になります。

仲間同士での蹴落とし合い、上司に仲間を売る、大きな力にすり寄る
こんなことをこの4年間いくつも見てきたし経験してきました。
真の意味で国民・区民のために開かれた政治とはいったい何なのか・・・。

余談ですが、その議員がどんな人なのかを知るには
同僚の他の議員にその人のことを聞いてみるのが良いと思います。
議員から評価されている議員と、
地元の人には良い顔しているけど議員からは評価されていない議員もいます。
仲間から評価されることが良いことという意味ではありません。
有権者はお祭りや飲み会の場でしか議員を接していない人が多い中、
同僚の議員たちは議会質問・委員会質問・議会活動など有権者にはわかりづらい部分を
たくさん見ています。
つまり議員からの評価とは、議会活動における評価とも言えるわけです。

中には、4年間選挙活動ばかりに熱心で
議会活動がおろそかになっている議員もいます。
それでも、そういう議員も当選するのが現実です。
国民や区民全体のことよりも、自分や周りの団体のために便宜を図ってくれる議員の方が
求められているのかもしれない。
悪いこととは言いませんが、やはり私は全体を見て、公平公正な社会を作りたいと思います。

まずは投票率が上がりより多くの民意が反映される政治になること
そのためにネット投票、駅前投票など実現させていきたいと思います。

ママたちからもよく聞かれるのが
雨が降ったら行く気しない
子どもがぐずったらその子どもをなだめてまで行く気にならない
駅と逆方向だから行こうと思っていてもつい面倒になる
期日前投票できる場所が少なすぎる

私もそう思います!!!

今回の参院選で使用された全国の投票所の数は4万7044カ所でした。
この数は前回2016年から比べると858カ所減りました。人口減少に伴いでしょうか。
また各自治体が投票日に商業施設などに設置できる共通投票所は13市町村45カ所にとどまりました。
港区でも、二重投票をふせぐためのLANの配置にお金がかかるなどとしてなかなか進みません。
そんなこと言うけどどんだけお金貯めてるのよ、港区!
2017年度末で財政調整基金(財調)が445億円もあるんです。
そんな港区ができないわけがない!
ぜひ前進させたいと思います。

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