最近、子連れでの移動手段について様々な場で意見交換させていただいています。
公共交通機関を子連れで使ってはいけないのか!?と思う出来事があまりにも多すぎるからです。
そんな中、先日もまた悲しい出来事がありました。
子どもが寝てしまっていたため、
また車内の全員が座れるほどすいていたので
ベビーカーに子どもを寝かせたままバスに乗りました。
邪魔にならないようにと、バスの中で一番空間のある場所に立ちベビーカーを抑えていました。
すると、高齢の女性が「危ないから座りなさい」と言って座るよう促してくださいました。
私はお言葉に甘え1人座席のシートに座り、私の横の通路のところでベビーカーを抑えていました。
その優しい女性は次のバス停でおり、代わりに別な高齢女性が乗ってきて私の座席の後ろのシートに座りました。
彼女は自分の片方の足を座席の中に入れず、通路に投げ出したまま座っていました。
ベビーカーが当たらないようにと、細心の注意を払いながら座っていました。
泣くこともなくおもちゃで遊びながらお利口にしていたので安心していると
10分ほど経ちその女性が降りるバス停に到着。
その女性は下りようと席を立った瞬間に、バス中に聞こえるような大きな声で
ベビーカーを指さしながら
「本当っに邪魔ね」
と言い捨ててバスを降りました。
バスの中にいた全員が私たちの方を見るほうど大きな声で。
私は何度も「すみませんでした」と、泣きそうになりながら言うことしかできず、茫然としていました。
するとこの一部始終を見ていた、そのバス停から乗ってきた別な女性が
私の後ろの席(先ほどの女性がおりた席)に座り、
「あんなの気にすることないわよ」
と、私たちが降りるまで子どもをあやしてくれたりとても親切にしてくださいました。
このたった少しの時間に乗ったバスの中でも
親切にしてくださる方もいれば、迷惑だという人もいる。
こういう話をすると、
●そもそも公共交通に子連れで利用することが間違っている
●自分が迷惑な存在であることを認識せず堂々としていることがおかしい
こういうことを言われることが多々ある。
私は、日々周りに迷惑かけないようにしようとしているし、
できるだけ公共交通にも乗りたくない。
でも仕方がなく乗らないといけないことだってある。
こういうことがあると、悲しくなる。
何よりも、何も悪くない子どもに対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
子育てしやすい社会になんてなってない
優遇してほしいなんて思ってない
電車に乗ったりバスに乗ったり普通に生活できるようになることを望んでいる
それだけ
子育てしやすい社会になるまで、精一杯活動を続けます