議員を対象とした新型コロナウィルスに関する勉強会が開かれ出席しました。
港区の感染症専門アドバイザーである専門家の先生から現在のコロナウィルス感染症の現状やPCR検査、実施されている対策における問題点や認識の違いなどについての意見を伺いました。
一番重要なことは、メディアや報道の情報は、エビデンスのないものも多く含まれているため、情報に惑わされず、個人が責任を持った行動を心掛けることです。ですが、私たち一般人にとってはどの情報を信じれば良いのかわからなくなっているので、専門家の正しい意見を伝えられる体制を整えていくことも課題の1つです。
みなと保健所で行われているPCR検査の現状は、1日で最大50件まで検査が可能ですが、今は30件ほど行っています。港区には、病院やクリニックが多くありそれらのPCR検査で十分な件数行われているためです。
また、外国と日本とのPCR検査には違いがあり、外国では高齢者施設や医療施設など本当に必要な人たち人を中心にPCR検査が行われています。日本では濃厚接触者などはエッセンシャルワーカーに限らず誰でもPCR検査を行うように、さらに希望すれば誰もが受けれるようにという流れがあり、これでは今の受け入れ体制では全てを受けきれません。
その他、外国と日本での違いとして、イギリス王室やイギリス首相などもコロナウイルスに感染しており国民は感染症の知識があり、対策をしていたとしても感染することは十分にあり得ることを理解していますが、日本では感染者が出た飲食店や感染者に対して犯人探しのようなことをしたり非難、差別をすることが問題となっています。
対策としては、お互いにマスクを着用していれば2mの間隔を開ける必要はないことや、消毒する際は手首や手のひらにつけるのではなく指先を中心に消毒液を付けるように意識することが大事だということがありました。