開校97周年!進化を遂げる赤羽小学校を徹底レポート

赤羽小学校ってどんな学校?

1926(大正15)年に開校して以来、進化し続ける「港区立赤羽小学校・幼稚園」の新校舎が完成したので
視察してきました。

 

下部が今まで使っている校舎です。
今回新しく建て替えが行われたのは、現在の校舎から道路を挟んだ向かい側です。
地上5階、地下2階建てで、
小学校部分の延床面積11,834㎡、校庭面積1,067㎡、体育館面積615㎡
幼稚園部分の延床面積4848㎡、園庭面積247㎡、遊戯室面積115㎡
敷地面積で4,245㎡の広々とした校舎となりました。

 

 

やさしい子(徳)、かんがえる子(知)、げんきな子(体)を教育目標に掲げる歴史ある学校でありながら、
iPadやオンライン授業をいち早く導入し、「国際科」「サイエンスアシスタント」という特色をもつ赤羽小学校。

赤羽小学校の近隣には慶應義塾大学、イタリア大使館、オーストラリア大使館に加え、寺社仏閣が並んでいる
歴史ある素敵な地域です。

現在の「赤羽幼稚園」は隣接した立地にありますが、
新しい幼稚園が現在の校舎がある敷地に建つまでの間は、
赤羽小学校の建物の1階に幼稚園が入ります。

それでは見ていきましょう!

赤羽小学校・幼稚園の校内へ!

まずは最上階の5階から順に見ていきます。

まずは5階には、放課GO→クラブあかばねと屋上グラウンドがあります。

放課GO→クラブあかばねは今後、向かい側の幼稚園の新園舎建物内への移設が予定されています。
移設後は多目的教室として活用し、児童数が増えた場合には普通教室等への転用が計画されています。

こちらは、屋上校庭です。
あいにくのお天気でしたが、高層マンションがよく見えますね。

さらに見渡すと・・・

なんと東京タワーも見えるんです!!

 

屋外での体育等の活動で利用されています。
3年半後には、旧校舎側にさらに新しいグラウンドが整備され、
この屋上と合わせて2つのグラウンドにとなります。

屋上のため外周を防球ネットで囲う仕様となっています。
また鉄棒や走り幅跳び用の砂場も完備されています。

 

 

続いて4階へ向かいます!

お部屋の名前に英語訳がついているのも多様性を大事にする赤羽小学校らしいですね!!

2〜4階には日当たりの良い南側に1,2年生の普通教室が、4階には2つの音楽室と家庭科室等が設置されています。

明るいフローリングが素敵ですね!!

もちろん車椅子の児童用のお手洗いも設置されています。

そして奥には特別支援教室「赤羽ルーム」があります。

発達障がいの児童を対象に、専門の教員が学校を巡回して周囲の環境への適応をきめ細かくサポートしてくれます。

3階に降りて行きます!

3階には3,4,6年生の普通教室、特別教室に加え、学校図書館が置かれています。

こちらの学校図書館には、小上がりの畳スペースがあり、読み聞かせやリラックスした読書にぴったりの空間となっています!

現校舎にある約1万4千冊の蔵書が移設される予定です。

さらに校舎西側には2つの理科室と、その奥に図工室が配置されています。

2階では5年生の普通教室と知的障がいをもつ児童を対象とした「ひまわり学級」の皆さんが学びます!

ひまわり学級とは・・・

「どの子供も同じ場で学ぶ環境づくり」を目指す港区が「障がいの特性や程度、発達状況に応じた支援を行うことにより一人ひとりの能力や特性を最大限伸ばしていけるよう」にする相談体制・支援体制の1つです。

2階には保健室、校長室、職員室等もあります。児童の皆さんが困ったらとりあえずこのフロアに来れば安心ですね!

ここにベッドが増えていきます。

職員室、校長室にもお邪魔します!

オフィスのような職員室ですね。
私のころの小学校の職員室とはだいぶ雰囲気が違います。

 

主事室の壁にあるモニターには太陽光発電パネルによる発電量や、現在の電気使用量が表示されています。
発電した電力は施設内で使用されており、環境教育の一端を担っています。

また、2階には昇降口がありますが、児童が上履きに履き替えない一足制を取り入れているそう!!

児童は1階の正門から入り、階段でこの昇降口を通過後、そのまま教室へ向かいます。

今後、現校舎のある北側敷地に校庭等を整備するのに合わせて、昇降口の扉を出た先から、道路を越えて北側敷地につながる上空
通路を整備する予定だそう。

続いて1階を見ていきましょう!楽しい新校舎ツアーも残り少なくなってきました…

大正15年の初代校舎より継承された空間で、270名程度収容できるスペースとなっており、学年単位の集会や保護者の方の講演会等にも利用されています。また、幼稚園の入園式、卒園式もこちらが利用される予定です。

1階には、現在の旧校舎側に新しく作られるまでの間赤羽幼稚園も入ります。

 

また1階ピロティは幼稚園の新しい校庭が完成するまでの間の遊び場としてだけでなく、災害時等の一時的な避難場所としての役割も担っています。

続いて地下1階を見ていきましょう!

まずは同窓会室とPTA室になります。

この二つの教室では地域の活動スペースを設けています。

こちらの部屋は会議室となっており、赤羽小地区防災協議会などもこちらの会議室を使用することになっています。

他にも、学校歴史資料の展示室などがあります。
現在の校舎にも、資料展示室があります。
そちらの資料を持ってきて展示する予定です。

最後に地下2階を見ていきましょう!

地下2階には体育館があります。

こちらの体育館の後方には、ボルダリングウォールや、ダンスなどで使用する鏡など様々な用途で使用することができるようになっています。

素敵な新校舎!

新校舎の道を挟んだ反対側の方には旧校舎があり、取り壊されてプールになる予定だそう。令和8年の完成まではバスで芝浜小学校へ向かい、そこのプールを借りて水泳学習が行われます。

現在の学級数が2年生が3組、それ以外の学年は2組で合計13組あります。

しかし、来年度の1年生は4組に増えるので、これからどんどん学年ごとのクラスが増えていくと思われます。

以上が赤羽小学校の徹底レポートになります。

全てはご紹介しきれませんでしたが、開校97年とは思えない新しい取り組みと解放感溢れる新校舎の様子、少しでも伝わったでしょうか?

どんどん進化していくこの小学校から目が離せませんね!!

ご質問等お気軽にお問合せください!

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https://www.city.minato.tokyo.jp/tokubetsushien/kodomo/gakko/tokubetsushien/kyoiku/shinshin.html

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