9月に入ってから、急激に涼しくなってきましたね。
議会も忙しくなってまいりましたが今回は建設常任委員会についてご報告いたします。
2022年9月2日
報告事項
①ブロック塀等の緊急的な安全対策について
② 令和4年第3回港区議会定例会提出予定案件について
③ 表参道駅前暫定自転車駐車場の閉鎖について
④ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律及び建築基準法の一部改正に係る地区計画の変更(原案)について
⑤ 有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画の決定(案)について
⑥ 港区特定公共賃貸住宅等指定管理者の公募について
⑦ (仮称)虎ノ門一・二丁目地区公園の基本設計について
⑧ 都市計画道路事業に伴う土地の購入について(元麻布一丁目)
ブロック塀等の緊急的な安全対策について
遡ること4年前の2018年6月、
大阪北部で震度6弱の地震が発生しました。
高槻市の小学校のブロック塀が倒壊し、
登校中の小学生が下敷きになって亡くなるという
悲惨な事件が起きたことを覚えていますでしょうか。
この事件をきっかけに、
ブロック塀の安全性が疑われるようになりました。
これまでも東京都が直下型地震の被害想定を出しており、
その被害想定をもとに各自治体は防災計画を立てるなど活用しています。
その東京都が示す被害想定が改定!?されたことを受け
港区でもブロック塀に関する助成を拡大します。
港区ではブロック塀の除却工事と
それに伴う新たな塀の設置工事を行う際に、
工事費用の一部を区が助成しています。
4月からはブロック塀の所有者に対し、アドバイザーを無料で派遣する
「ブロック塀等耐震アドバイザー派遣」
を行っています。
区として危険なブロック塀がいくつあるか質問したところ、
平成23年に目視で15件の危険ブロック塀を認識している、ということでした。
その後、修繕などもされているが未だに10件はそのままの状態だそうです。
今年の4月から開始されたアドバイザー制度の活用事例を質問したところ
6件活用されたということでした。
しかし、平成23年に区の職員が目視で危険だと判断した15件はこの6件に含まれていない!ということでした。
つまりは、区も危険だと認識しているブロック塀が10件あるが
それらは危険なまま放置されているということです。
難しいのは、個人の財産であるブロック塀を行政が強制的に工事などできないということです。
とは言え、危険がわかっておきながらそのまま放置した結果痛ましい事故につながる恐れがあるわけですから
積極的に所有者に対して区の制度を活用して修繕などしてもらいたいと要望しました。
もしブロック塀など危険な箇所でご心配な場所がありましたらご相談ください!