公衆トイレの廃止と公園の指定管理

建設委員会での議題

9月15日の建設常任委員会では、様々な議案を議論しました。

①港区公衆便所条例の一部を改正する条例

②港区地区計画の区域内における建築物の制限における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

③麻布地区の公園の指定管理者

④赤坂地区の公園の指定管理者

⑤芝浦港南地区の公園の指定管理者

について議論されました。

青山のラグビー場前の公衆トイレの廃止

港区公衆便所条例の一部を改正する条例の改正内容は、ラグビー場前公衆便所の項を削除するとのことです。

改正理由としては、当該土地を返還することとなるため、ラグビー場前公衆便所を廃止するものです。

実際に青山の秩父宮ラグビー場前にある公衆便所を見てきました。
清掃は行き届いていますが、和式・・・
そして誰でもトイレが女性トイレの入り口の中にある・・・
老朽化は否めない・・・
という状態でした。

今回の議案は、
これまで土地を無償で借りていましたが、再開発に伴い契約更新はできないと言われてしまっているため、区としては仕方がない立場です。

こちらのトイレの利用者について聞いたところ
ある1日の利用者は544人で内訳は約6割の323人がタクシー運転手さんの利用ということでした。
残りは、球場やラグビー場に来た人が多いようです。
幹線道路沿いということもあり予想はしていましたが、やはり運転手さんの利用が多いですね。

私からは、無くなることの掲示や他にあるトイレをお知らせしてほしいと要望し賛成をしました。

委員会としても議案は可決されました。

公園の指定管理

港区の公園は指定管理者制度が導入され

港区は5つの地区に分けられますが、各地区1社ずつが運営管理しています。

今回は5地区中、麻布・赤坂・芝浦港南地区で契約終了に伴い公募を行いました。

しかし、、、

麻布地区は応募が1社のみ

赤坂地区も応募は1社のみ

芝浦港南地区は2社

という公募結果でした。

さらに、結果的に全て現在運営している会社がそのまま指定管理者として選定されました。

そもそも、公募に応募してくれる企業がいないことが問題です。

私もかなり厳しく質問しましたが、新規企業が提案できるような環境が必要です。

さらに、公募資料に関する質問も多数ありました。

区の事業を実施するには、民間企業の力が必要です。

指定管理の公募に応募してもらえるよう、できるだけ区が持っている情報を提供すべきです。

指定管理者により管理運営されている施設は、区民にとっては区が運営している施設であることに変わりがなく、高いサービスを提供できるようにするためにも、複数社が応募しより良い提案をしていただけるようにすべきですね。

同じ企業がずっと管理運営していると、癒着まではいかなくとも、新しい取り組みがなくなったり、人件費が年々高くなっていくことや、形骸化などの問題があります。

今後も、指定管理者制度については要望していきます。

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