COVID-19拡大抑制のために区が実施した政策の効果検証について
今回は、COVID-19(新型コロナウィルス感染症)拡大抑制に関する質問について取り上げます。
質問の概要
COVID-19拡大を抑えるために、国に続き港区においても様々な政策を打ち出しました。自治体が判断決定できる政策であれば、裏付けに基づいた政策決定を行うべきです。また、この先の新たな感染症流行に備え、効果があった政策であれば、より充実させ、逆に効果が見られなかったのであれば改善をしていく必要があります。そこで、新型コロナウィルス感染拡大防止のために実施した政策の効果検証を行うことについて、区に質問を行いました。
COVID-19を抑え込むため国の出した緊急事態宣言を皮切りに、東京都や港区でも、様々な政策を打ち出しました。国や東京都が打ち出した政策であれば仕方がありませんが、自治体が判断決定できる政策であれば、区としてエビデンスに基づいた政策決定を行うべきではないでしょうか。
区が実施するそれぞれの政策は、保健所が主導の政策もあれば、各所管課が判断し実行した政策もありましたが、皆さんは今回のcovid-19感染拡大防止にどれほど効果があったと思いますか?
COVID-19が今後収束するのかまだ見えない中、この先新たな感染症が流行したときにも備え、PDCA(計画・実行・確認・改善行動)を回していくことは大変重要であると思います。
効果があった政策であれば、さらに充実させていくべきですし、逆に効果が見られなかったのであれば改善をしていかなくてはなりません。
そのためには計画して実施した政策のチェックとして各政策の効果検証する必要があります。
そこで、COVID-19感染拡大防止のために実施した政策の効果検証を行っていただきたいと思い、区に対して質問を行いました。
区からの返答
区では、保育園や学校で感染が確認された場合は、早い段階で対象範囲を拡大したPCR検査を実施するなど、区独自の取組を行い、COVID-19拡大防止対策を行ってきました。
さらに、2021年8月の「区内保育施設における新型コロナウイルス感染症の影響調査」、同年11月の「港区の小学生における新型コロナウイルス感染症の発生状況とその対応」の調査では、十分な感染予防策を行っていれば感染拡大が起こらないことを検証し、その結果を公表することで、区民の感染対策への関心を高め、感染抑制につなげてきました。
引き続き、みなと保健所独自の取組や効果検証を行いながら、全庁各部門にも積極的に情報を共有することで、感染対策の効果検証の推進につなげていきます。
港区の新たなCOVID-19対策
区としては昨年に続き、COVID-19対策に関する取組と効果検証を行っていただけるということです。
また、全庁各部門に対する手法の積極的な共有というところで、ワクチン接種についてもかなり早い段階で80%を超えた港区でありますが、ほかの部分でもきちんと取組の効果が出ているようです。
港区では、COVID-19対策として、3月から以下の施策を実行しています。
○2022年3月3日(木)から東京ドームにおいて新型コロナウイルスワクチン(モデルナ社製)の3回目接種を開始
○2022年3月1日(火)から、区内の小児対応クリニック(個別接種)と2つの集団接種会場で、新型コロナウイルスワクチンの小児接種(5歳-11歳)を開始
さらに2022年4月30日(木)から、両親がCOVID-19に感染したお子様へ居場所の提供を開始します!
現在、COVID-19に両親(ひとり親の場合はその親)が感染し、入院又は宿泊施設での療養が必要な場合に、同居する子どもの居場所の確保が課題となっています。
そこで、子どもをCOVID-19から守るとともに、親が安心して治療に専念できるよう、区は宿泊施設の客室を借上げ、専門の保育事業者が24時間常駐する体制を整備しました。
対象者や実施予定日の詳細はこちらから↓↓↓
https://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/20200501-2_press.html
今後も、COVID-19対策として、子どもから大人まで、そして子育てをする親御さん達が安心して暮らすことができるよう、しっかりと対策・施策の効果検証を行っていきます。
まずは手洗いうがいから!🧴🧼