平日の昼間しか受診ができない就学前健診は改善を

小・中学校は共働き家庭を前提とした制度設計にすべき

内閣府の男女共同参画白書 令和4年版によれば、
フルタイムとパートタイムを含めた共働き世帯は全体の約72%にまで上っており、
今や共働きがマジョリティであり,共働き世帯を前提とした制度設計が必要です。

子どもが未就学児まででは保育園に助けられ子育てを仕事の両立をしていた中、
突然小1の壁が子どもだけでなく家庭にも大きく立ちはだかります。

小学生になる前に、就学前健診を指定の学校で受診をする必要があります。
しかし、その実施時期は19校全てが、平日の昼間の実施となっています。

 

こちらのパネルに各小学校の就学前健診の受診率を一覧にしてあります。
本村小学校では42.4%と半数以下の受診率であり、全体でも72.2%と決して高い割合ではありません。

 

各校たったの10人のみ日程変更枠を設けていますが、想像通り、すぐに枠は埋まってしまい、
仕事などの事情で受診ができない場合には、
校医がいる4つそれぞれの医院を周り提出しなければならず共働き世帯には大変な労力となっています。

 

平日昼間のしかも日程を決められた中で、就学前健診にいかなければならない現状を共働き家庭も受診しやすくなるよう改善すべきです。

 

区からの回答

現在、小学校の就学前健診は、近接の場所で受診出来るようにする趣旨から、
通学区域の小学校で受診することとしておりますが、保護者の都合に配慮し、
別日程で開催している他の学校でも受診が可能となっております。

今後、共働き世帯の利便性をより高めるため、週末や夕方以降の実施について、
医師の体制、学校長面談のやり方や担当教諭の配置等の課題を整理し、調査研究してまいります。

 

回答を受けて

 

まずは、各校たった10名しかない日程変更枠をもっと多くすべきです。
話によると、10名の枠は一瞬で埋まってしまったそうで、
私が聞いたときにはとうに枠が埋まっていました。

子どもが小学校に上がると同時に仕事に復帰する人もいるように
小学校以上での共働き率は年々高くなっています。

専業主婦が多かった数十年前ならまだしも、
女性も男性も自分のキャリアと子育てを両立することは当たり前であり
しかも働きながら子育てができる環境を推進している中で
未だに昭和の制度設計のままであることに危機感すら感じます。

平日の昼間に参集することは難しいんだ、
ということを前提とし、就学前健診に関しても平日の夕方にする
週末も受診できるようにするなど改善すべきです!

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