港区子ども家庭総合支援センターの視察に行ってきました!

4月1日から、港区南青山に新しく「港区子ども家庭総合支援センター」が開設します。
センターの開設を前に、内覧説明会に参加してきました。

入り口の前でパチリ。あいにくの雨でした☂️



港区子ども家庭総合支援センターには、子ども家庭支援センターと、児童相談所、メゾン・ド・あじさいの3施設が入居します。

子ども家庭支援センター

子ども家庭支援センターは、妊娠期から子育て期に至るまで、切れ目ない支援を提供します。

ひとり親家庭の相談やDVの相談も受け付け、各家庭の状況に合わせた支援が受けられる場所になります。

これまでは、三田の済生会病院と三田病院の間にありましたが、
2021年4月から青山に移転します。
これまでは港区の中央に位置していましたが、今後は場所が不便になる、と言ったお声も届いています。

家庭支援センターは多目的室や地域交流室を活用して、地域住民を含めて幅広い世代が参加できるイベントも開催される予定です。

子ども家庭支援センター内の「親子ふれあいひろば」。4歳未満のお子さんと保護者が遊んだり、お友だちを作る場所です。これからここにおもちゃが並びます。


「子どもが泣き止まない」「育てられるか不安」といった心配事も、このセンターの保健師や臨床心理士が親身に相談に乗ってくれます。

「引っ越してきたばかりで港区のことをよく知らない」というママさんパパさんも、センターの子育てコーディネーターとゆっくり話しながら疑問を解決できます。

私も子どもと一緒にHelloママサロン(1か月児健診を受けた生後1~2か月のお子さんとその保護者の交流会)など参加しました!

港区児童相談所・一時保護所

児童相談所は、各分野の専門家から専門的な支援を受けられる施設です。
児童福祉司や児童心理司、保健師、医師、弁護士といった専門家がチームを組みます。大変頼もしいですね!

児童相談所には、一時的に親と暮らせない子どもが生活する一時保護所も併設します。
子ども家庭支援センター港区に住む家庭なら誰でも利用できるのに対し、一時保護所は支援が必要な方のみに限定して利用されることになっています。

施設はとてもきれいで、雰囲気もすごく良いと感じました。


今回の視察では、撮影して公開できるのは体育館だけでした。プライバシーを守るために他は非公開となっていて、施設は利用する方の安全に配慮されています。

児童相談所の一時保護所内にある体育館。時間が被らなければ、一般の方の利用もできます。


児童相談所は今まで東京都の管轄でしたが、児童福祉法の改正で、2017年度から特別区が独自に児童相談所を設置できるようになりました。

港区は、世田谷区と江戸川区、荒川区に次いで4箇所目の児童相談所設置区となります。

メゾン・ド・あじさい

メゾン・ド・あじさいは、助けを必要とするひとり親家庭が入所し、安定した生活を送れるように支援する施設です。「母子生活支援施設」と名前がついていますが、父子家庭を含むひとり親家庭全てが対象です。

母子健康法に代表されるように、法律上では「母子」という名前が使われがちです。しかし、支援が必要な父子家庭も当然あります。法律や規則って、時代遅れのものが本当に多く残っていますよね。

↑中はこんな感じです。木が暖かく、安心感のあるデザインです。
ある相談室にはマジックミラーとカメラがあり、聞き取りの内容を確認したり、別室でその内容を見たりすることもできます。
別室のモニター。ここから、先程の相談室の様子を確認することができます。
診療室。ここでは、医師が子どもの身体の状態を確認することで、身体的な虐待の発見や状況の確認ができます。
全体像の模型。200分の1スケールです。


区議会は、支援センターの必要性から建設に賛成しましたが、当施設の建設にあたって、周辺住民からは「南青山のブランドイメージにふさわしくない」といった反対意見も出ていました。

虐待から子どもを守るために、総合支援センターは港区に必要な施設ですが、さまざまな意見を見ると難しいところがあります。

この「港区子ども家庭総合支援センター」で、ますます港区が子育てのしやすいまちになることを期待します!

みなさまもぜひ、このような支援が必要な家庭が周りにいらっしゃっる場合などは、下記の連絡先にお電話くださいね。
こちらに連絡するのが難しいという場合は、ご連絡いただければ幸いです!

《お問い合わせ先》
港区児童相談所設置準備担当 ☎03-3578-2177
港区立子ども家庭支援センター ☎03-6400-0091

ご案内リーフレットの画像(表と裏)です。

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