港区長寿の集い
9月1日、東京プリンスホテルにて、港区社会福祉協議会が主催する
長寿を祝う集いに出席。
新型コロナウイルスの影響で、実に3年ぶりの開催となりました。
自宅からちぃばすに乗っていきましたが、
長寿の集いに参加するための高齢者で超満員。
私自身も、自分のお腹を守りながら久しぶりにギューギューの
公共交通機関を利用しました。
携帯で話したり、お友達同士でお話したり皆さんお元気です・・・。
さて、この長寿を祝う集いは
区内在住の75歳以上の方々を対象に、長寿と健康をお祝いする会で、
式典のほか、芸能人・老人クラブ会員の方による演芸がとり行われます。
午前の部と午後の二部制となっており
各回ともに約1,400名前後の高齢者が出席されました。
長寿と健康寿命
現在、港区全体の人口はおよそ26万人。
そのうち75歳以上はおよそ2万3,500人で9%、
100歳以上は134人で全人口の0.05%。
100歳以上の男女比は女性が113人で84%となっています。
2022年8月1日現在の港区の人口
https://www.city.minato.tokyo.jp/toukeichousa/kuse/toke/jinko/nenre/202208.html
2020年時点の平均寿命は
男性が81.41歳、女性が87.45歳となっています。
人生100年時代と言われますが、健康寿命となると
男性が72.68歳、女性が75.38歳と
平均寿命と10年以上の差が生じているのです。
参照:厚生労働省 健康寿命の令和元年値について
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf
医療技術の発達は本当に目を見張るものがあり、
(大学院で医療について学ぶことも多いので)
少し前では亡くなってしまっていた病気も治るようになったり
進行を抑えることで長生きできるようになってきています。
しかし、ただ長生きするのではなく、
いつまでも身体も心も健康な状態で長生きできることが大切です。
日本全国の高齢化率は2021年度で28、9%と約3割にも上っています。
総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2021np/index.html
港区の高齢化率は16、3%と、日本全体と比較すると低いものの
今後さらに上昇することが予想されています。
港区保健福祉支援部
https://www.city.minato.tokyo.jp/chikihoukatsukea/documents/0529siryou1-3.pdf
子どもが増えていかないと高齢者を支えていく生産年齢人口は潰れてしまいます。
どれだけ状況が変化してきているのかを見てみると
今75歳の方が生まれた1950年ごろを見てみると
12、1人で1人の高齢者を支えていました。
しかし、その方が75歳となったころ2019年には
2、1人で1人の高齢者を支えなくてはいけない時代となってしまっています。
国の予測では、このまま行くと今の子どもたちが働き盛りのころには
1人で1人の高齢者を支えなくてはいけない時代がやってきます。
そうならないためにも、
子育てしやすい社会を一刻も早く作らなくてはいけません!
高齢者も誰も時代が変わってきていることを正しく認識し、
これまでの慣例にとらわれることなく、将来を見据えた国づくりができるよう
私も微力ながら精一杯力を尽くしたいと思います。