公園の封鎖は感染拡大防止に役立ったのか

コロナ禍における公園遊具封鎖の効果検証について

今回は、子どもたちに我慢を強いることになったcovid-19対策における公園遊具封鎖の効果検証について質問しました。

質問の概要

covid-19の影響で幼稚園・小・中学校が臨時休業するなか、東京都は2020年4月25日から都立公園の遊具広場を閉鎖しました。これを受け、港区でも公園や遊び場の遊具、ベンチに立ち入り禁止テープを張り巡らしました。

当時は、未知のcovid-19に世界中が過敏に反応していたとはいえ、学校にも行けず、公園に行っても遊ぶことすらもできない状況は、子どもたちにとって大きなストレスだったはず。

今こそ、区が行った政策がcovid-19の抑制にどれほど効果があったのか、きちんと検証する時です。
そこで、covid-19対策における公園遊具封鎖の政策の効果検証と、今後の感染症拡大防止計画への活用法を、区に質問しました。

covid-19が流行し始め第一回緊急事態宣言が4月7日に出されたころ、3密を避ける目的で東京都が2020年4月25日から都立公園の遊具広場と駐車場を閉鎖しました。

これを受け、港区でも感染リスクを避けるために公園・児童遊園・遊び場の遊具に立ち入り禁止テープが、ベンチには座れないようテープが張り巡らされました。

下記の写真は、芝浦中央公園の遊具にテープが張り巡らされていたときの写真です。

当時は幼稚園・小・中学校が3月から5月末まで臨時休業となっていた時期です。

大人ですら1日中自宅にいることでストレスが溜まるのですから、子どもたちへの影響はより強いものがありました。

 公園の遊具で遊べない子どもたちは、公園に集まってオンラインゲームをしたり、より一層広場に人が滞留するなど、真夏の海水浴場のように公園は人でごった返していました。

公園利用者は全年齢層ですが、遊具の利用者は子どもたちの若年層です。

学校にも行けず、公園に行っても遊ぶことすらもできず、区は子どもたちに大きなストレスを与えてしまったはずです。

当時は未知のウイルスであったことからも世界中が過敏に反応していたことは理解をしているつもりですが、今こそこれまでに区が行った政策がcovid-19の感染拡大抑制にどれほど寄与したのか、きちんと効果検証する時です。

そこで、
・港区として公園遊具封鎖の政策はcovid-19の感染拡大抑制にどれほど効果があったと考えているのか、効果検証について、
・今後の感染症拡大防止計画にどう活かしていくのかについて、区に質問を行いました。

区からの返答

区は、covid-19対策として、公園を利用する子どもたちが遊具に接触することによる感染と、密になることを避けるために、令和2年4月中旬から5月下旬までの約1か月半の間、公園内の遊具等を使用禁止としました。この間、区立公園内での感染事例は確認されておりません。

一方で、その後にはマスクの着用や手洗いなど、基本的な感染対策の徹底により公園での感染は予防できることがわかってきました。

今後も、最新の知見やみなと保健所のアドバイス等を踏まえながら、感染防止に十分に配慮し、安心して公園を利用できるよう取り組んでまいります。

 

公衆衛生の観点からの考察

みなと保健所にヒヤリングを行いましたが、
感染者の感染経路が「公園」という回答は聞いたことがない、ということでした。

covid-19の感染拡大について行政は様々な政策を実施しました。
しかし、政策は保健所が主導のものもあれば、
保健所は関与せずに各課が独自に行ったものもあります。

それで良いのか疑問を呈しました。
covid-19の感染拡大防止には何が有効なのか
噂や感覚ではなくきちんとエビデンスに基づき判断されるべきです。

いわゆるEvidence-based policy、(EBP)という考え方です。
公衆衛生を学ぶ者として、世界中の研究者たちが導き出した研究結果エビデンスを元に
政策を作らなくてはいけません。


ここが、私が学んでいる校舎の1つ慶應病院のすぐ近くにある予防医学校舎です。
「慶應義塾大學豫防醫學敎室」と旧字体の文字が書かれていることからも年代を感じます。
この校舎で公衆衛生学の授業を受けることも多々あります。


今回の公園遊具の封鎖は、
そのエビデンスがないままに、密になるから危険、というイメージや
当時はまだエビデンスが少なかったこともありとりあえず封鎖をしました。

しかし、open air であることから、
遊具を封鎖することはcovid-19の感染拡大防止には直接的に関与しない
という判断となりたった1ヶ月で解除されました。

初めてのウイルスだったため仕方がないことですが
実施した政策の効果検証をきちんとしなければ
次回また違うウイルスが蔓延した際に、同じことを繰り返してしまいます。

効果のあったことさらに強化をし
効果がないとされたことは見直さなければいけません。

covid-19が未知のウイルスではなくなってきた今、感染拡大対策はより効果的で、
必要なことのみになってくるでしょう。

小さい子どもが過ごす場所についても、発育や心理的ストレスに大きく
関わることですから、今後はこれまでの取り組みから得られた知見を活かし、
慎重かつ適切なcovid-19対策を行っていかなければ!と思っています。

私もまだ小さな子どもがいる身として、特に強い関心を持っています。

ほかにも、covid-19対策で不安なことや疑問点、
お子様の視点に立ったご意見などがありましたら、
いつでもご連絡ください!!

2 thoughts on “公園の封鎖は感染拡大防止に役立ったのか

  1. 港区在住です 返信する

    こんにちは。

    コロナ禍で真っ先に行われた公園の封鎖について検証して頂きありがとうございます。あの時は保育園も休園、家にずっといる訳にもいかず、行き場を無くした子供や親子がマンションの敷地に溢れていました。

    公園の遊具がグルグルとテープで巻かれて子供と過ごす場所をどんどん奪われていったあの時の追い詰められた絶望的な気持ちは今でも覚えています。

    効果の殆ど無かった対策は今回のように見直して頂き、次回繰り返していかない事が大切かと思いますので、公園の封鎖を過ぎ去ったことにせず検証して頂き本当にありがとうございます。

    さて、長くなり大変恐縮なのですがお伝えしたい事がございます。

    先日、国から未就学児のマスク一律不要が通達されました。しかしながら子が通う認可外の一時保育先では国の感染者が以前収まっていないという理由で運動以外は引き続きマスクが推奨されることになりました。

    このような独自基準を預け先で設定されてしまうと結果ほぼ1日の大半をマスクで過ごすことになってしまい発達の観点でもさせたくありません。

    国の通達の通りにどんな状況でも未就学児は一律マスク不要が現場で本当に守られているか、保育園・幼稚園・一時保育先、認可や認可外に関わらず港区の方で改めて徹底して頂くことはできないでしょうか。
    通達を出していても現場では乖離があるのが実態です。

    コメントがサイトに掲載されるか否かが分からなかったため匿名にしております。

    どうぞ宜しくお願い致します。

    • enomotoayumi 投稿者返信する

      コメントいただきましてありがとうございます!
      別途ご連絡させていただきます。

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