7億超のたばこ対策

今回も引き続き、予算委員会での質問の内容をお伝えします。

2021年3月3日の委員会では、たばこに関する質問をしてきました!

みなとたばこルールについて

喫煙者の減少など、特別区タバコ税の歳入は年々減っていますが、みなとタバコルールの支出予算は増えていっているのが現状です。

特別区タバコ税による歳入は、2019年は60億円で、そこから2020年が54億円、2021年には43億円にまで減り、税収は大きく減るだろうと見込まれています。その一方で、みなとたばこルールの予算額は19年度決算額が6億754万7781円、20年度予算額は6億6584万1000円、7億3476万5000円と年々増加しています。

さらに、30年前の1990年と2021年のデータも比較してみると、1990年のタバコ税の歳入は47億2362万5000円で2021年の予算とほぼ同額です。それに対し、対策にかける費用は766万2000円で、21年度と比べると、なんと約100倍となっていることがわかりました。

この支出予算のうちの多くを占めているのが、みなとタバコルールの巡回指導員の委託費です。

巡回指導員は、みなとタバコルールを徹底して周知すること、喫煙による迷惑を防止し、だれもが快適に過ごせる街を作るため、啓発することを目標としています。港区からの業務委託仕様書には、日々の業務内容や報告、条例違反者への指導内容などが事細かに書かれており、統計を基に次の監視区域の制定なども事細かく決められています。

ここで指摘したのは、巡回指導員の日報についてです。これを確認したところ、事細かな時刻や住所、注意した相手の服装まで書いている人もいれば、通行中の人からいただいた激励の言葉を書くというような人も見受けられる内容で、書く人によってその内容がまったく変わってしまうのです。私はこれまでも、何度かこの日報のあり方について問題としていました。

このような現在の日報のあり方は見直すべきです。

私からは、日報をフォーマット化して誰が書いても内容が統一されるようにすること、手書きなのをやめデータにすることはどうか、という提案をしました。

また報告書には、たばこ指導をする前後の比較がされています。例えば、指導前の数値として3月3日に喫煙所の外で喫煙していた人数、指導後の欄には3月10日の人数が記載してあり、比較とされています。しかしこれは、別の日にちの喫煙している人の数を記録しているに過ぎず、指導した前後の比較にはならないと思います。指導の効果を示すなら、同じ日の中で、指導員が行ったときに何院が外で喫煙しており、注意などした結果何人になったかを比較すべきです。

私から区に対して質問したのは、2点です。

・みなとたばこルールの巡回員が、日報を作成するのにかけている時間を把握しているのでしょうか?

・報告書をどのようにたばこルールの指導に生かしていくのでしょうか?

・今後の巡回指導員による具体的な目標はどのようなものなのでしょうか?

区のほうから報告を求めているのですから、指導員の制度やたばこ対策に活用していくことはやはり必要だと思います。

以上について、区からの回答は以下のようになりました。

 区では、巡回指導員の日報をもとに、「路上喫煙」「はみ出し喫煙」「店頭灰皿設置店舗」「吸い殻収拾」の件数をホームページで毎月公表すること(→港区HP)を昨年10月から始めています。
区職員による指導の際も、巡回指導員による指導や日報等の対応記録が大変役立っているとし、より活用しやすい日報となるよう工夫していきます。

 令和3年の巡回指導の目標は、港区を訪れるすべての方に、みなとタバコルールが理解され、指導件数や吸い殻の収集件数を低減させることです。
 その実現のためには、周知啓発、喫煙場所の整備と併せて、巡回指導による不断の取組が不可欠であると考えています。

区の喫煙所について

3月3日の午前、予算特別委員会開会前に、赤坂で民間が運営している喫煙所THE TOBACCOを見に行きました。

喫煙ルームの隣のスペースにタバコやドリンク、オリジナルのグッズを販売するショップを併設されています。モニターを設置して広告を流すことで収入を得るなど工夫がなされていましたし、喫煙所の周りで喫煙する人は見られませんでした。店員さんとの話によると、利用客は赤坂周辺のビジネスマンが多く、始業前くらいの時間とお昼休み、夕方・夜の時間帯の利用客が多いと聞きました。

一方、赤坂見附駅前の港区の喫煙所の視察も行いました。

タバコルールの巡回指導員がいるにもかかわらず喫煙所の周りで路上喫煙している人が何人も見られました。巡回指導員の注意喚起もない、そんな状況を放置していることは果たしていいのか、改めてタバコ対策について考えるべきでしょう。

ここで私が委員会で提案させていただいたのは、密閉型喫煙所の使用有料化です。

区は2021年度の予算でコンテナ型、トレーラー型の屋外密閉型喫煙所を設置していく予定です。その喫煙所のドアの傍にICカード決済を導入し、入室するにはICカードをかざすことで開くするようにします。有料とするわけですから、常に清潔な空気が保たれ、イスが置かれているなど、ここで喫煙したいと思われる空間を作ることができ、さらに、視察で行った民間の喫煙所のように、モニターを用いて企業の広告が流れるなど新たな収入源を見込むことも可能です。

また区では2021年に何か所かの喫煙所を密閉型へ転換するとしていますが、例えば、新橋SL広場など在勤者も多く人目に付く喫煙所を有料化に切り替えてはどうか、と提案してみました。

これについて区は、

区が設置する喫煙所については一般に開放しするために利用料を無料としていますが、喫煙者に快適に利用していただけるように整備することが、路上喫煙を防止するために重要、との回答をもらいました。

様々な手法を検討し、引き続き、分煙効果の高い喫煙所の整備に積極的に取り組んでいく、とのことです。

吸う人も吸わない人にとっても快適な空間づくりが重要です。みなさまからもご意見をお聞かせくださいね!

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