芝浦中央公園の概要
芝浦と港南の間に位置し、下水処理場の上にあり、シーズンテラスと繋がっている芝浦中央公園。
私も子どもやお友達と最も訪れている公園のうちの1つで、大好きな場所です。
今回はこの芝浦中央公園の一番広い芝生の面が2022年4月から5年間ごとにA面、B面と入れ替わりながら一時閉鎖となるお知らせです。
ちなみに・・・
よく勘違いされがちなのですが
芝浦中央公園は、下水処理場の上にあるということから下水処理場のもの、つまり東京都の土地となります。
港区は、東京都からこの場所をお借りして中央公園として運営している立場になります。
面積:45,781.97平方メートル
東京都下水道局芝浦水再生センター内の曝気槽(ばっきそう)の上部を鉄筋コンクリートで蓋をして造られた人工地盤の公園です。
公園の計画は芝浦処理場を改築する際に持ちあがりました。
今まであったA面・B面・C面に加え、平成27年4月に商業施設の緑地と一体となったD面が誕生しました。
A面西側のビルとも通路でつながっており、来園にはビル敷地内のエレベーターが利用できます。
高層ビルの谷間からレインボーブリッジや新幹線が望める人気スポットです。
芝浦中央公園HP
https://shibaurachuopark.com/
A面(昭和55年開園)
園路沿いに四阿(あずまや)が建てられ、芝生と松の美しい日本庭園をゆっくり散策することができます。サクラ、ハナミズキ、アジサイ、クチナシ、サルスベリ、サザンカ、ツバキなど四季折々の花が楽しめます。
小さなお子さんが安心して遊べる児童遊具コーナーがあります。
主な施設 四阿(あずまや)、藤棚、複合遊具、鉄棒、ブランコ、砂場、スプリング遊具、トイレ
B面(昭和55年開園)
人工芝とゴムチップ舗装のボール遊びができる広場、木製アスレチック遊具のある芝生広場、ドッグランがあります。(ドッグランの利用には登録が必要です)
「区の花」であるバラが植えられており、バラ園では約40品種もの見事なバラの花と香りが堪能できます。(見頃は5月中旬と10月中旬)
主な施設 ドッグラン、バラ園、バスケットゴール、芝生広場、木製アスレチック遊具、ビオトープ、管理事務所、トイレ
C面(昭和63年開園)
旧海岸通りをはさんでA・B・D面の向かいに位置し、運動施設が中心です。人工芝のテニスコート、テニス練習ボードなどがあります。
詳しくは「関連リンク:芝浦中央公園運動場(芝浦中央公園C面)」をご参照ください。
D面(平成27年開園)
芝浦水再生センターの上部に建設された商業施設の緑地と一体で整備され、水と緑があふれる空間となっています。広大な芝生地には風の森や展望台、噴水があります。季節を通じて草花や生き物が移り変わる湿生花園には、トンボやカルガモも遊びに来ています。
主な施設 芝生広場、噴水、湿生花園、展望台、ウッドデッキ
↑ 今回の工事で一時閉鎖になるのがこの「D」面になります。
↓ こちらがD面です。広々していて人気のエリアなので残念ですが仕方がないですね。
トイレ あり
A面:男子トイレ、女子トイレ、誰でもトイレ(ベビーベット、ベビーチェア、オストメイト有)
B面(管理事務所内):男子トイレ、女子トイレ、誰でもトイレ
工事の概要
東京都下水道局による芝浦水再生センター中央系水処理施設での再構築事業に伴い、工事期間中の10年間は、公園利用者の安全確保を踏まえ、区立芝浦 中央公園 (D面) を半面ずつ閉鎖することになりました。
1 芝浦水再生センターの上部利用経緯
下水道局が管理する芝浦水再生センターの上部利用については、 都市環境の 整備及び区民のレクレーションの場の確保等を図るため、 昭和53年10月に 下水道局と 「東京都下水道局芝浦処理場内処理施設覆蓋上部の緑化公苑化に 関する協定」を締結し、 昭和55年4月に区立芝浦中央公園として開設しまし た。 現在、 A面からD面までの42,786.41㎡を区民に開放しています。 平成27年4月に開放したD面は、 当初、 下水道局が水処理施設の再構築工 事を行った上で、 覆蓋工事及び覆蓋表面の公園整備を行う予定でしたが、 区及 び区議会から早期整備の要望を受け、 再構築工事に先行して、 下水道局が覆蓋 工事と公園整備を行うことで、 公園を早期開放することができました。
2 D面の閉鎖について
(1) 理由
現在、 下水道局は、 D面において、 老朽化施設の更新及び処理水質の向上を 目的とした再構築事業を進めていますが、 今後、工事に伴い覆蓋の耐震性の確 保が困難なため、 公園利用者の安全確保を踏まえ、半面ずつ閉鎖しながら進め ます。
(2) 閉鎖範囲と期間
・2022年令和4年度から令和8年度までの5か年 水処理施設のうち反応槽躯体を構築するため、 D面 (北側)を仮囲いで囲 い閉鎖します。
・2027年令和9年度から令和13年度までの5か年 水処理施設のうち第二沈殿池躯体を構築するため、D面 (南側) を仮囲い で囲い閉鎖します。
工事中の公園はどうなるのか
工事車両の往来はどうなるの?
工事中の車の往来水再生センター(公園の下)を工事をするので、公園内に工事車両が入ることはない、ということです。
工事場所の囲いはどうなるの?
仮囲いの高さは3m。
シーズンテラスとの間にあるような白い仮囲いになる予定。
フェンスを乗り越え工事している中にボールが入ってしまったら?
もしも、仮囲いの中にボールなどが入ってしまった場合には工事責任者の連絡先に連絡すると対応してもらえるということです。
一安心。
でも、工事中は特に気をつけて遊びましょう♪
シーズンテラスの下には7万6000流米の貯水ができる施設があり、現在さらに新しく約6万流米が貯水できる施設を建設しています。
公園利用者としては一時的には不便になりますが、公園を作らせてもらっている水再生センター(下水処理場)が新しくなり、雨天時の貯水量を増やすための工事がされることで、運河やお台場の海が綺麗になるのは嬉しいことです!
安全面や、ここはどうなるの?など疑問・不安がございましたらお気軽にご連絡ください。
いつも有益な情報発信ありがとうございます。
芝浦水再生センター敷地内、芝浦中央公園のさらに東側の部分(キャラクターのイラストと「芝浦水再生センター」という大きな文字が書かれた部分)の再開発計画ついて、お伺いします。
「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020」の67ページ目を見ますと、この東側の部分も西側の芝浦中央公園と同じように上部が緑化された公園になり、その南側にはオフィスビルが建てられる計画があると書かれております。
このガイドラインに書かれた計画につきまして、具体的な検討や設計は進んでおりますのでしょうか?
現在の芝浦中央公園の東側がさらに公園になることで、高輪ゲートウェイ駅から高浜運河までの歩行者動線が生まれ、港南地区の活性化が更に進むことを期待しております。
よろしくお願い致します。
こんにちは、港区議会議員の榎本 あゆみと申します。
この度はブログにコメントいただきましてありがとうございます。
私も「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020」の67ページ目を確認し、聞き込みをしました。
おっしゃる通り、東側も西側と同様に整備され、南側にビルが建設される絵が描かれています。
ただ、下水道局の工事が進むには大変長い年月がかかるため、すぐ実現するのは難しく、具体的な計画はまだ立っていません。
こちらは、東京都が作成した計画ですので、東京都としてはいずれはこのように
広い広場にしたいと考えているようです。
東側、南側はいつ整備されるか未定ですが、
高輪ゲートウェイ駅から芝浦中央公園へデッキを繋げるための計画は進んでおり、
2024年の開通を目指しています。
今後も港南地域への利便性を高めるための導線について、ぜひご意見いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願い致します。