いつの間にか桜は散り、子どもの送り迎えだけで汗ばむ季節となりました。
建設委員会が開催されたので内容をできるだけわかりやすくご報告します。
1、六本木・虎ノ門地区まちづくりガイドライン(素案)について
この地区は虎ノ門駅、虎ノ門ヒルズ駅、神谷町駅、六本木一丁目駅、溜池山王駅に
囲まれたビジネス街のイメージが高い地域です。
ここの地区に関するまちづくりガイドラインは2012年に作成され、
その後虎ノ門など大きな再開発がされてきたことを踏まえ、
今年ガイドラインを改定することになりました。
この地区は商業のイメージが強くありますが、
タワーマンションなど住宅も混在しています。
そこで地区の中に、住宅についても明確にしエリアごとに地域特性に応じた土地利用ができるようにしています。
また、地域のアンケート結果からも歩道が狭い、歩きづらいということがわかっており
歩行者ネットワークを整備することにしています。
この地域に含まれるホテルオークラの別館が営業を終了し取り壊しが始まっています。
跡地の活用は現在のところ未定だということですが
このガイドラインに則った活用がされることを楽しみにしています。
2、東京都市計画受託市街地の開発整備の方針(案)について
東京都が都内の住宅の開発について方針を出しています。
今回で4回目の改定となる開発整備の方針案ですが、10個の目標が立てられました。
1:新たな日常に対応した住まい方の実現
2:脱炭素社会の実現に向けた住宅市街地のゼロエミッション化
3:住宅確保に配慮を要する都民の居住の安定
4:住まいにおける子育て環境の向上
5:高齢者の居住の安定
6:災害時における安全な居住の持続
7:空き家対策の推進による地域の活性化
8:良質な住宅を安心して選択できる市場環境の実現
9:安全で良質なマンションストックの形成
10:都市づくりと一体となった団地の再生
住環境についても、行政が方針を出すことで
民間企業に対しても大きなメッセージとなります。
補助金申請などに関して言えば、非常に大切な方針となります。