港区立芝浜小学校と芝浦小学校について

芝浦小学校の歴史

芝浦小学校は、1942年、今のみなとパーク芝浦がある土地に、芝浦国民学校として創立しました。その後、1947年に現在の「芝浦小学校」へと改称しました。

2006年ごろ、芝浦地域の人口急増に合わせ芝浦小学校を移転・新築する計画が持ち上がり、紆余曲折を経て2011年に現在の高浜橋付近へ移転しました。現在の芝浦小学校の建設には、併設の小学校・幼稚園あわせておよそ62億円の費用がかかっています。

しかし、移転後も人口の増加は著しく、当初想定していた教室の数では足りなくなってしまいました。
急きょ校庭のスペースに追加の校舎を建てることとなり、校庭の面積が減ったことで運動会が二部開催になるなどの影響が出ています。

教室を増やしたその後も人口は増加を続け、結局、もう一つ小学校を新設することになりました。

子どもたちの増加に対応して新しい校舎を設計・建築したのに、なぜすぐに教室数が足りなくなるなどといった事態が起きてしまったのでしょうか。

区の人口予測を見てみましょう。区は、事業を行うにあたって、需要を正しく認識するために人口予測を立てています。ここでは、2007年に区が行った予測を引っ張ってきました。

区は、区立小学校の児童数に関して、2007年時点では2011年に509人、2014年には526人、2016年に533人になると予測していました。下のグラフでは、水色の線の部分です。しかし、実際の児童数(ピンク色の線)は2011年には577人、2014年には805人、2016年には992人といったように、予測を大きく上回る形になっています。

芝浦地域の児童数予測と芝浦小学校の児童数推移

どんどん増加していっているのがお分かりいただけるかと思います。当初、区は子どもの数が微増すると踏んでいましたが、実際はタワーマンションの開発などにより急増するという結果になりました。

そこで、2017年以降、区は実態に合わせて再び推計を作り直しました。その推計が、2018年から続く緑色の線です。
推計は、芝浦小学校の移転があった2011年までいい線をいっていたものの、その先に関してはかなり甘い予測でした。結果、芝浦小学校の教室数が足りなくなり、さらにもう一つ小学校を作る必要が出てきてしまいました。

芝浦小学校を移転する段階で、この爆発的な人口増加を正しく予測できていれば、さらにお金をかけて新しい小学校を作る必要はなかったはずです。
タワーマンションを含めた、周辺の大規模な宅地開発状況を区は認識していなかったのでしょうか。区の人口推計にどれほど組み込めていたのか、疑問が残ります。

芝浜小学校について

芝浜小学校は、みなとパーク芝浦の隣に建てられる予定です。
地図で見るとこんな感じです。画像の上側、ピンク色の場所が、芝浜小学校の開校予定地です。


画像の左側、緑色のところが、2010年まで芝浦小学校があった場所です。下の青色の部分が、今の芝浦小学校がある場所です。

新しくできる芝浜小学校(ピンク文字の場所)は、多目的室と普通教室が隣接する構造になっています。
いま、”ようやく”教育が変革してきています。この多目的室では、将来的に多様なカリキュラムに対応できるように設計しているようです。児童数が増えた場合には、この多目的室を普通教室に転用できるようにも作られています。
また資料によれば、一フロアに2学年が配置されることで、異学年同士の交流を促進していくようです。小さい頃の体験はその後の人生に大きな影響を及ぼすので、ここがさまざまな友達と出会い、交流できる場になればいいですね!


芝浜小学校は、地上8階地下1階建ての建物になる予定です。屋上には人工芝の校庭が設けられ、6階と2階には上空通路が設置されます。上空通路はみなとパーク芝浦と接続され、アリーナやサブアリーナと行き来しやすい構造になるようです。

また、屋内には地域住民にも開放できる温水プールが整備され、プールを使用しない期間は人工芝の床を張ることで屋内運動場としても利用できるようになります。
こういった設計は、今までの小学校にはない、港区らしい先進的な設計だと思います。聞いているだけでもワクワクしてきますね!

ワクワクの一方で、私は「芝浜小学校をこうしてほしい!」という要望も、いくつか区に届けています。

そのうちの一つは運動場についてです。
新築される芝浜小学校では7, 8階と屋上が運動エリアになっているのですが、遊び盛りの小学生たちにとってそれだけでは足りないと思います。せっかく近くに公園もあることですから、小学生が休み時間に公園を使えるようにしてほしいと要望しました。
その結果、昼休みの時間帯(13:00-14:00)は芝浦公園を遊び場として利用できるようになりました。屋外でものびのびと活動できるといいですね。

二つ目は、みなとパーク芝浦との連携です。芝浜小学校とみなとパーク芝浦は上空通路で接続されるわけですから、港区スポーツセンターのアリーナを運動会などで使えるようにしてはどうかと思っています。どちらも区有施設なわけですから、縦割りを廃せばうまく連携できるはずです。公園のように、柔軟な運用を求めます。

私のところにも、区民の皆様から芝浜小学校に関して数多くの期待の声が寄せられています。
芝浜小学校が、港区の誇る最先端の学校になって欲しいと願っています。

ちなみに、地域の子どもたちのうち区立小学校に進む子どもの割合は、2004年度で90.3%、2005年度で89.2%、2006年度で84%になっていて、2021年の今はさらにこれよりずっと低い割合になっています。私立小学校が人気になってきていますね。

芝浜小学校については下記のブログに詳細を掲載しています。合わせてご覧ください!

「芝浜小学校の開校まで1年を切りました」
https://enoayu.com/blog-shibahama-20210722/

ご意見・ご要望があれば、お気軽にご連絡ください。

4 thoughts on “港区立芝浜小学校と芝浦小学校について

  1. ふじえ 返信する

    芝浜小学校の予定生徒数、各学年のクラス、学校説明会の日程、芝浜小が指定校の場合、どこが近隣の越境可能な隣接小学校なのか等の情報がありません。早く情報を公開して下さい。情報が無さすぎてただただ不安です。
    芝浦の人口の増加に小学校はどうしたらいいのかと不安が募ります。芝浦の公立小学校の評判が良くなく、いじめや不登校、暴力などで、引っ越しや私立小学校へ受験する人も後が立ちません。どうか少しでも改善して頂けることを望むばかりです。
    親として何が出来るのか、何を選べばいいのか、悩むところです。

    • enomotoayumi 投稿者返信する

      コメントいただきましてありがとうございます。
      情報がなく不安であること大変申し訳ございません。
      早速、教育委員会に連絡し現状などご報告したいと思います。
      他にも何かございましたらお気軽にご連絡ください。

  2. 田中 返信する

    芝浦小学校と芝浜小学校は教育の設備や内容にどのような違いがあるか分かる資料や情報ありませんか?

    • enomotoayumi 投稿者返信する

      コメントありがとうございます。
      私も教育委員会に何度もお願いしているのですが、ブログに掲載している以上の情報はない、ということです。
      もう少し情報がないと、これから入学する子どもたち(保護者)は選べない、と要望しています!

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