学校連携観戦チケットによるパラリンピックの観戦について
2021年8月24日(火)に開幕した東京2021パラリンピック競技大会は、学校連携観戦チケットによって子どもたちの観戦が行われる予定でした。
しかし、NHKニュースウェブによると、新型コロナウイルスの感染拡大により、子どもたちの観戦は、全員のPCR検査の陰性が確認された自治体ごとに判断が任されることになりました。そこで区民の皆様の意見をお聞かせいただきたく、緊急アンケートを行いました。
アンケートでは、三つの質問を行いました。
1、子どもたちが観戦することについて、賛成か反対か、また賛成であれば学校、クラス全員で観戦するのか、希望者のみで観戦するのかについて。
2,二つ目は、回答者のお住まいについて。
3,三つめは、回答者の方の保・幼・小・中学生のお子さんの有無、もしくは回答者の方が保・幼・小・中学生であるかについてアンケートを行いました。
結果
アンケートでは、99件の回答をいただき、結果は以下のようになりました。
1,子どもたちが感染することについては、賛成(学校・クラス全員で観戦)と回答した方が6.1%、賛成(学校・クラスごとに希望者のみが観戦)と回答した方が33.3%、反対と回答した方が57.6%、その他と回答した方が3%でした。
2,お住まいについては、港区と回答した方が50.5%、港区以外の東京都と回答した方が31.3%でした。
3,保・幼・小・中学生のお子さんの有無、もしくは回答者の方が保・幼・小・中学生のいずれかであるかについては、保育園、幼稚園生と回答した方が40.4%、小学生と回答した方が28.3%、中学生と回答した方が10.1%、それ以外の年齢の子どもがいると回答した方が24.2%、子供はいないと回答した方は20.2%でした。
その他のご意見
●オリンピックを観戦するまたとない機会を子どもたちに与えたい
●緊急事態宣言下であること、医療がひっ迫していることから開催を懸念する
意見もいただきました。
港区の教育委員会では、東京2020パラリンピック競技大会における観戦体験は、幼児・自動・生徒が平和を実感し、感動を得ることができるまたとない機会であるとして、学校連携観戦に参加することとしていました。しかし、8月23日、開会式前日に東京2020パラリンピックの子どもたちの観戦は、子どもたち全員のPCR検査の陰性が確認された自治体のみが参加できることが直前に東京都から発表され、PCR検査の詳細がわからないこと、保護者の方に十分な説明ができないことから、港区は参加を中止することになりました。
区民の方もご意見はもちろんのこと、その他の地域にお住まいの方でもある事案についてどのようなご意見があるのか社会としてのご意見を伺うために、様々な方からご意見をいただくことは大変に重要であると考えています。
私1人が100人の方に直接ご意見を伺うことは時間的にもすぐにはできませんが、今回のようにwebアンケートを実施することで、バイアスはかかるものの99名もの方のご意見を伺うことができました。本当にありがとうございました。
今後も皆様のご意見をいただくためにアンケートを行うことがあるかと思いますが、ご協力をお願いいたします。今回のアンケートにご協力してくださった皆様ありがとうございました。