実現:一年越しで本芝公園の実証実験が開始

本芝公園内のポールについていた突起は、自転車使用者にとって通り辛く、子供を乗せた自転車にとっては危険なものであるという地元の方からの声を受けて、2020年からこの問題に対して取り組みを行ってきました。
公園敷地内の道を道路だと思い、自転車に乗ったまま通行してしまう利用者のため、公園には突起のついたポールが設置されていました。
公園内を自転車に乗ったまま通行することを防止するためのポールですが、その突起を自転車利用者の安全性のために無くすことは、公園の利用者にとって安全かどうかに関する実証実験を港区が行いました。

今回の実証実験の概要
実験内容→ポールの突起の有無で、自転車の通行法に変化があるかどうかの実証実験
     実験1 突起のあるポールに関する実証
     実験2 ポールの突起を外した状態での実証
突起がない状態のポールと従来のポールの実験結果を比べ、結果が悪化しなければ突起なしのポールが適用されますが、悪化した場合には突起を元に戻すことになります。

2021年3月に港区によって実施されたポールの突起があった場合の自転車通行調査結果

1.朝夕のピーク時の通行量
通行量 朝(8:00~10:00)の通行量は、約280台/2hで、芝浦側から本芝側の利用が約六割夕(17:00~19:00)の通行量は、約330台/2hで、本芝側から芝浦側の利用者が約六割
子供乗せ自転車は、全体の約一割
2.本芝側ゲートの通過について
・ゲートで降りる人は約六割で、半数以上の人が降りて通過している。
・ゲートでポールの引っ掛かり立ち止まる人は、利用者の約3%、この内、子供乗せ自転車の割合は約1割

3.通路部の通行状況について
・通路部で降りて通行する人は約3割で、3分の1の人はルールを守っている。
・通路部で乗ったまま通行する人の内、スピードを出す、追い越す、歩行者レーンの通行など危険と思われる通行をする人は約2割存在する。

4.芝浦側スロープ部と階段部について
・スロープを利用している自転車は約1割で、この内子供乗せ自転車の割合は約1割
・スロープを利用した自転車で、歩行者と交錯することで危険と思われるケースは約1%存在する・階段部のスロープで脱輪した利用者は、約1%

5.今回の調査結果まとめ
この通路は、歩行者と自転車の分離通行を実施しているが、公園内であること及び幅員は十分ではなく、自転車事故も発生していることから、自転車を降りてもらう効果があり、半数以上の利用者が降りて通過している。また、3分の1の利用者は通路部も自転車を降りて通行している。一方で、自転車に乗ったまま通行する利用者は依然と多く、その中で2割弱の利用者は危険な走行をしていることを確認した。

今回の調査結果から、ポールは自転車使用者に降りて通行してもらう効果があり、実際半数以上の利用者がルールを守って通行していること、その一方で、自転車に乗ったまま通行する利用者も多く、ポールは必要であることがわかりました。また利用者にとって、スロープは通りにくく自転車利用者に活用されておらず、改善が必要であることに気づくことができました。

区民の皆様がルールを守り、突起がなくても本芝公園を誰もが安心して利用できる場所にしていくことが今後重要になります。ポールの突起は、子供を乗せた自転車にとって危険なものです。
ルールの守られる安全な街づくりを目指して、ポールの突起を無くしての実証実験を行っています。区民の皆様にルールが守られれば、今回の実証実験が適用されます。
通行量や突起を無くした場合の自転車使用者の利用法の変化を主に調査していますので、結果が出次第お知らせいたします。

これまでの本芝公園についての取り組みに関するブログのリンクが下記にあります

1 thought on “実現:一年越しで本芝公園の実証実験が開始

  1. とある木芝公園利用者 返信する

    以前ここを自転車で何回か通って利用した者です。

    都内の道はかなり走ってますが、これまで利用したアンダーパス(地下道)の中で一番劣悪な整備をした場所だと記憶しております。こうなる前の状態の道と比較して「何が何でも絶対下ろす」という設計意思を感じましたが、それが余りに行き過ぎて利便性が大きく損なわれてます。(記事で言及されている入り口の「ト」型の突起など最たるもの)

    この地下道は横幅だけはそこそこ有るので、一番良いのは自転車と歩行者(+車椅子利用者)の動線をきちんと分ける事です。現状の様に中途半端にポールで分けない(北側のスロープが柵で分けてる様に下りた先もそうしないのか???ですが)、物理的にきちんと分けるべき。写真2枚めの折り返しスロープの有る方を自転車専用、左側を歩行者専用(つまり現状の逆)にするのがベストです。車椅子の通る所が自転車の動線と混在する事になりますが、これは設計上妥協しないと厳しいです(そもそも現状でも自転車留めの柵やポールが邪魔をして車椅子が満足に通れない。いちいち畳まないとダメ)

    この様にしっかり物理的に動線を分ければ少なくとも歩行者と自転車との接触事故はかなり防げます。

    現状の階段真ん中に自転車を通す為のスロープ(ポール付き)ですが、あれはポールが凄く邪魔です。自転車はそこそこ横幅が有りますので、あれではペダルや荷台が当たってしまいます。坂を自転車乗ったまま下りるのを防ぎたいなら真ん中の段差が既にその役割を果たしてます。真ん中の赤いポールは邪魔なだけで不必要です。

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